笠原英彦(編著)/小川原正道(編著)『天皇と皇室の近現代史』

  • 書名:『天皇と皇室の近現代史―思想・制度・外交』
  • 編著者:笠原英彦・小川原正道
  • 出版社:慶應義塾大学出版会
  • 刊行年月:2025年9月(初版)
  • ISBN:978-4-7664-3050-9

政治史・思想史・外交史を横断して近現代の皇室を捉え直す

 近代から現代にかけての「天皇」と「皇室」を、思想(天皇観・国体論・象徴観)、制度(憲法・皇室典範・皇室経済・公的/私的活動の枠組み)、外交(戦前・戦後の対外関係の中での天皇の位置づけ)という三つの軸から立体的に描き出す論集。 明治以降の近現代史の中で、天皇・皇室がどのような役割を担い、どのように位置づけられてきたか、皇位継承・皇室制度をめぐる議論(女系/男系、象徴天皇制の将来像)などのテーマについて、政治・思想・外交を横断しながら、歴史的文脈の中で捉え直すための基礎を提供する。

著者について(同書による)

 笠原英彦(かさはら・ひでひこ) 慶応大学名誉教授。専門は日本政治史。著書に『天皇・皇室制度の研究―天皇制国家形成期の法と政治』慶應義塾大学法学研究会、2022年、『皇室典範―明治の起草の攻防から現代の皇位継承問題まで』中公新書、2025年、『皇室がなくなる日―「生前退位」が突きつける皇位継承の効き』新潮選書、2017年など。

 小川原正道(おがわら・まさみち) 慶応義塾大学法学部教授。専門は日本政治思想史。著書に『福沢諭吉 変貌する肖像―文明の先導者から文化人の象徴へ』ちくま新書、2023年、『「信教の自由」の思想史―明治維新から旧統一教会問題まで』ちくま選書、2024年、『福沢諭吉と大名華族―「破壊」と「創造」の理論と実践』ミネルヴァ書房、2025年など。