書名:「女性天皇」の成立
著者:高森明勅(たかもり・あきのり)
出版者:幻冬舎(幻冬舎新書 631)
出版年月:2021-09
ISBN:978-4-344-98653-6
「女性天皇」論を、歴史と制度の両面から組み直す
皇位の安定継承を現代日本の最優先課題と位置づけ、その論点を整理しながら制度改正を具体的に考えようとする本。「女性天皇」をめぐる問題を、歴史上の女性天皇の位置づけや、憲法における象徴天皇の意味といった観点から論じる。政府が女性・女系天皇の議論を避けていることを批判しつつ、女性天皇を排除する考え方が日本の歴史に照らして妥当かどうかを問い直す。皇室典範の改正検討に当たっては、女性天皇は「中継ぎ」にすぎなかったのか、男系継承だけが伝統なのか、現在の皇位継承ルールはどこまで無理があるのか、といった論点に触れ、男女を問わない長子継承を「正解」として提示する。
著者について(同書による)
高森明勅(たかもり・あきのり)
昭和三十二年(1957年)、岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒、同大学院博士課程単位取得。皇位継承儀礼の研究から出発し、日本史全体に関心を持ち、現代の問題にも発言。小泉内閣「皇室典範に関する有識者会議」のヒアリングに応じる。拓殖大学客員教授などを歴任。現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師。著書に『謎とき「日本」誕生』『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と国民をつなぐ大嘗祭』『日本の10大天皇』『皇室論』『歴史で読み解く女性天皇』『天皇「生前退位」の真実』などがある。
ホームページ「明解!高森型録」あり。
