高橋紘(著)/所功(著)『皇位継承 増補改訂版』

書名:皇位継承 増補改訂版

著者:高橋紘(たかはし・ひろし)/所功(ところ・いさお)

出版者:文藝春秋

出版年月:2018-03

ISBN:978-4-16-661163-8

皇位継承の歴史を踏まえたうえで、現代の課題を考える

皇位継承の歴史と制度を、古代から近現代までの長い時間軸で整理するとともに、現代の課題を考える視点を提示する本。文春新書創刊時の一冊として1998年に刊行された本を、明仁天皇の退位を控えた2018年に増補改訂した版である。旧版で論じられた「万世一系」、女帝、明治の皇室典範、御側女官、昭和天皇、戦後の皇室典範問題に、2016年以降の退位論議と代替わりの儀式をめぐる章を加えている。初めに本が出版された1998年時点では、皇室で、徳仁天皇の次の世代は女性ばかり。現行の皇室典範では、何十年か後には皇位継承資格者がいなくなる状況だった。2001年愛子内親王が誕生したが、女子だったためその状況は続いた。悠仁親王が誕生しても依然、皇室の課題は残っており、その後の克服の試みをたどる。

著者について(同書による)

高橋紘(たかはし・ひろし) 昭和16(1941)年12月12日生まれ。早稲田大学卒。共同通信記者。静岡福祉大学教授。著書に『象徴天皇』(岩波新書)、『人間 昭和天皇』(講談社)、共著に『天皇家の密使たち』(文春文庫)、編著に『側近日誌』(中公支庫)など。平成23(2011)年没。

所功(ところ・いさお) 昭和16(1941)年12月12日生まれ。名古屋大学卒。法学博士(慶大、日本法制文化史)。京都産業大学名誉教授。モラロジー研究所研究主幹。著書に『宮廷儀式書成立史の再検討』(国書刊行会)、『歴代天皇の実像』(モラロジー研究所)、編著に『皇室事典』(角川学芸出版)、『日本年号史大事典』(雄山閣)など。

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