書名:徹底討論!皇室は必要か
副書名:朝まで生テレビ!
責任編集:田原総一朗(たはら・そういちろう)
出版者:PHP研究所
出版年月:2004-09
ISBN:4-569-63853-8
2004年の「朝まで生テレビ!」で語られた皇室論議
テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』(2004年6月26日放映)で行われた皇室をめぐる討論を書籍化した本である。扱われる論点は、皇太子の発言、天皇の存在、皇室の基本、男系・女系、女性天皇、宮内庁とマスコミ、皇室の将来などである。
雅子皇后(当時皇太子妃)の体調が人々の関心を集めるなか、2004年5月に徳仁天皇(当時皇太子)は「雅子のキャリアや人格を否定するような動きがあった」と発言し、話題となった。愛子内親王は女性で、皇位継承資格がなく、いわゆる「お世継ぎ問題」が背景にあるとの見方があった。番組の企画意図は、女性天皇論をとば口に、天皇制、天皇を必要とする文化、それゆえの長所と問題点などを、タブーなしでとことん討論しようということだったという。
司会は田原総一朗氏(ジャーナリスト)。パネリスト(11名)は、猪瀬直樹(作家、東京大学客員教授)、笠原秀彦(慶應義塾大学教授)、工藤雪枝(拓殖大学客員教授、ジャーナリスト)、小林よしのり(漫画家)、小宮山洋子(民主党・衆議院議員)、四宮正貴(四宮政治文化研究所代表)、高橋紘(静岡福祉大学教授)、遙洋子(タレント、作家)、宮崎哲弥(評論家)、森岡正宏(自民党・衆議院議員)、八木秀次(高崎経済大学助教授)の各氏。(同書による)
「皇室は必要か」という刺激的なタイトルだが、「皇室は必要でない」という論者はいなかった。議論は十分に整理されたものではない。さまざまな人たちの当時の皇室をめぐる考えを伝え、皇室について自由な雰囲気で話す場面をつくったテレビ番組の記録となっている。
著者について(同書による)
田原総一朗(たはら・そういちろう)ジャーナリスト
昭和9(1934)年、滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、東京12チャンネル(現・テレビ東京)を経て、ジャーナリストとして独立。政治、経済、メディア、コンピュータ、バイオテクノロジーなど、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアで精力的な活動を続ける。テレビ朝日系の『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビ・ジャーナリズムの新しい地平を拓いたことで、放送批評懇談会35周年記念城戸又一賞を受賞。現在、早稲田大学客員教授として、「大隈塾」塾頭も務める。
主な著書に、『日本の戦争』(小学館)、『日本の政治』『日本の戦後(上)』『愛国心(共著)』(以上、講談社)、『生きのびよ、日本!!(共著)』(朝日新聞社)、『「愛国心」「国益」とはなにか。(編著)』(アスコム)など。
田原さんは2012年の皇室制度に関する有識者ヒアリングで意見を述べている。
第1回有識者ヒアリング議事録
田原総一朗配付資料