米田雄介(著)『歴代天皇の皇位継承事情』

【書誌情報】

  • 書名: 『歴代天皇の皇位継承事情』
  • 著者: 米田雄介
  • 出版社: 柳原出版
  • 発行: 2022-04-27(初版第1刷)
  • ISBN: 978-4-8403-0503-5

【紹介文】

原則だけでは決まらない皇位継承—— 史料で追う“事情”

神武天皇から令和の天皇まで、歴代天皇ひとりひとりの皇位継承について、継承予定者の選定、皇太子に立てる決定、実際に皇位を継承する過程をたどり、そうなった〝事情〟を明らかにする。皇位の継承は原則だけによらず、政治的、社会的な背景が反映されている。そうした事情を『古事記』『日本書紀』に始まり各時代の資料を参照しながら検証していく。たとえば継承者は「どの母の子か」という点も重要で、母親の出自はどちらが上かが考慮されるし、複数の権力者の娘が母親になっているときどちらにするかは、時々の力関係が影響する。皇太子に決まっても後から出し抜かれそうになったり、せめぎ合う候補(兄弟やいとこなど)がいれば、謀反や政略に戦々恐々とする。複雑な要素が絡み合う継承過程は、まさにドラマである。

【著者について(同書などによる)】

1936年、神戸市生まれ、大阪大学文学研究科博士課程単位取得退学。専門は日本古代史。宮内庁書陵部編修課長、正倉院事務所長を経て、広島女子大国際文化学部長、神戸女子大教授、仏教美術協会理事長、古代が苦境会代表理事などを歴任。2024年に亡くなった。