書名:道
副書名:天皇陛下 御即位十年記念記録集
編者:宮内庁
出版者:日本放送出版協会
出版年月:1999-10
ISBN:978-4-14-080467-4
平成当初10年間の天皇の活動を記録
即位から平成10年まで(1989~1998年)の明仁天皇の活動を、スピーチや記者会見での発言を中心に、和歌や写真を交えて記録した一冊。「象徴」「鎮魂」「世界の平和」「国民生活」「文化と学術」など、テーマごとの章立てで構成され、美智子皇后の発言、和歌についても「陛下のお側にあって」との章で収載する。
平成の皇室は、戦前戦後にわたり長く在位した昭和天皇の強い記憶の中で出発した。平成の皇室が即位後の活動、発言で昭和を脱し、国民に定着していった時期が平成当初の10年とみることができる。宮内庁が天皇の生前の記録集を初めて編んだ背景には、新しい時代を築いた時間を記録しておきたいという意図があったと思われる。その刊行自体が、平成初期の皇室の歩みを一つの節目として意識していたことを想起させる。明仁天皇、美智子皇后の、天皇(皇室)観、戦争観、国民との関係、外国との関係への考え方をうかがうことができ、資料性も高い。同じ書名『道』として、即位二十年、三十年の記録集が出版されている。
