書名:皇位継承の危機いまだ去らず
著者:櫻井よしこ(さくらい・よしこ)/大原康男(おおはら・やすお)/茂木貞純(もてぎ・さだすみ)
出版者:扶桑社(扶桑社新書 065)
出版年月:2009-11
ISBN:978-4-594-06083-1
皇位継承議論の前提となる皇室への理解を促す
2006年の悠仁親王誕生を経ても、皇位継承の危機はなお解消していないという立場から、男系継承の維持と制度的対応の必要を説き、議論の前提となる皇室への理解を深めることを促す本。第一章「皇位継承の危機を見据えて」は、茂木貞純氏の司会で、櫻井よしこ、大原康男の両氏が対談。日本の皇室は日本民族の中心であり、天皇の権威の源泉は、皇位の継承が男系で維持されてきた歴史にある、という立場が示される。旧宮家の子孫の男子が皇籍を取得することについて、2005年の有識者会議では、国民に支持されないとのことだったが、時間の経過とともに国民はなじむとする。第二章「皇室の歴史と、その姿を知る」は解説とQ&A、第三章は資料集となっている。男系継承の維持を重視する立場の議論を確認するための一冊。
著者について(同書による)
櫻井よしこ(さくらい・よしこ)
昭和二十年、ベトナム・ハノイ生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業、フリージャーナリスト。平成七年『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第二十六回大宅壮一ノンフィクション賞、平成十年『日本の危機』(新潮文庫)などで第四十六回菊池寛賞を受賞。
大原康男(おおはら・やすお)
昭和十七年、滋賀県生まれ。京都大学法学部卒業。国學院大學大学院博士課程(神道学専攻)を修了し、同大学日本文化研究所に入所。国學院大學神道文化学部教授。
茂木貞純(もてぎ・さだすみ)
昭和二十六年、埼玉県生まれ。国學院大學大学院博士課程(神道学専攻)修了。神社本庁に入り、教学研究部長、総務部長などを歴任。現在、国學院大學神道文化学部教授。