島薗進(著)『国家神道と日本人』

書名:国家神道と日本人

著者:島薗進(しまぞの・すすむ)

出版者:岩波書店(岩波新書 新赤版1259)

出版年月:2010-07

ISBN:978-4-00-431259-8

国家神道を、神社・皇室祭祀・天皇崇敬の広がりから考える

戦前、日本人の精神的支柱として機能した国家神道は、敗戦によって解体し、消滅したのか。この問いを出発点として、国家神道の生成、拡大、戦後の持続をたどる本である。

本書は、国家神道を神社だけに限定して見ない。皇室祭祀、天皇崇敬、教育勅語、国体思想、民間宗教との関係を含めて、近代日本の宗教と国家との結びつきを広い視野から見る。国家神道とは何か、どこからどこまでを国家神道と呼ぶのか、戦後にそれはどのように否定され、またどのように残ったのかを考察する。

国家神道を理解し、近代日本の宗教構造への考察を深めることを通じて、現代日本における信教の自由や政教分離について考える手がかりを提供しようとする一書である。

著者について(同書による)

島薗進(しまぞの・すすむ)

1948年 東京都に生まれる。東京大学教授を経て、2013年より上智大学教授

専攻一近代日本宗教史、宗教理論研究

著書一『現代救済宗教論』(青弓社)『精神世界のゆくえ』(秋山書店)『現代宗教の可能性』(岩波書店)『時代のなかの新宗教』(弘文堂)『ポストモダンの新宗教』(東京堂出版)『〈癒す知〉の系譜』(吉川弘文館)『いのちの始まりの生命倫理』(春秋社)『スピリチュアリテイの興隆』(岩波書店)『宗教学の名著30』(筑磨書房)『日本人の死生観を読む』(朝日新聞出版)『いのちを“つくって”もいいですか?』(NHK出版)『宗教を物語でほどく』(NHK出版)ほか

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