どれくらいの皇族がいれば皇位継承が安定しているといえるのか

■ポイント
・1本道では心細い
・多すぎるのもなんだかなあ

■短くいうと
・3系統か4系統あるといい、という人がいます

■少し長くいうと
・皇室法に詳しい園部逸夫さんという人は「世襲制度の維持の観点からは、将来に続く皇位継承資格者が少なくとも三ないし四系統いらっしゃらないと不安ではないかと考えている」と言っています。
実際には大正天皇に男子が四方おられ、また上皇陛下と同世代(大正天皇の孫の世代)の男性が皇室に五方(上皇陛下、常陸宮殿下、寛仁親王殿下、桂宮殿下、高円宮殿下)おられたにもかかわらず、現在のような状況になっていることを考えれば五系統でも不安ではないかとの意見もあるかと思う。しかし、皇室の一体性や皇室経済との関係を考えれば、一つの望ましい数として四系統前後を確保できる状態が安定して続くような在り方を一つのモデルとして、それをどうすれば確保できるかということを考えていくことがまず重要ではないかと考えている。

園部逸夫『皇室法入門』

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