書名:ゆふすげ
副書名:歌集
著者:美智子(みちこ)
出版者:岩波書店
出版年月:2024-12
ISBN:978-4-00-025435-9
歌人美智子の未発表歌を読む
美智子皇后の単独第二歌集。昭和から平成の終わりまでに詠まれ、未発表だった466首を収める。単独の第一歌集『瀬音』(1997年)があるが、皇室の和歌の相談役を務める歌人の永田和宏氏が、宮内庁に未発表歌の存在を問い合わせ、刊行が実現した。
『瀬音』や、明仁天皇との共著歌集『ともしび』と異なるのは、著者名が「美智子」となっていることだ(前2著は「皇后陛下御歌集」「皇太子同妃両殿下御歌集」)。永田氏は、著者として名前を記すことを強く勧めた。「美智子」という名を持った一人の歌人の歌として、読者の目に届いてほしいとの願いからだったという。
自然、家族、社会の出来事、被災地への思いなど、日々の出来事や人との出会い、場所の情景が、歌として記録されている。
天皇、皇后が何に心を向け、どんな思いを抱いているかは、歌を通じて見えてくることもある。本書は、昭和、平成の時代を、一人の女性として、皇太子妃、皇后として生きた歌人のまなざしを読む一冊である。
著者について
美智子(みちこ) 1934年生まれ。1959年、明仁皇太子と結婚。1989年、皇后となる。2019年、上皇后となる。
本書は、表紙・奥付で著者名を「美智子」としている。