紀宮さま 御歌とお言葉集『ひと日を重ねて』

書名:ひと日を重ねて

副書名:紀宮さま 御歌とお言葉集

出版者:大東出版社

出版年月:2005-11

ISBN:4-500-00706-7

紀宮清子内親王の和歌と言葉から歩みをたどる

紀宮清子内親王の和歌と発言を収めた本である。第一部「御歌」では、詠んだ和歌163首が、「家族」「旅」などの部類に分けられて載せられている。第二部「お言葉」では、誕生日や外国訪問に際した記者会見や文書回答での発言、式典でのスピーチが、テーマごとに記録されている。

「お言葉」の第1章は「内親王として」で、「皇室のありかた 両陛下を拝しながら」から始まる。その冒頭にあるのが「皇室は祈りでありたい」という美智子皇后の言葉である。1990年(平成2年)、成年に当たっての記者会見で、両親を見ているとこの言葉をよく思い出すと述べている。2003年(平成15年)の誕生日に際しての文書回答でも、この言葉とともに、明仁天皇と美智子皇后の活動を振り返り、「心を寄せ続ける」という姿勢について述べている。

美智子皇后の発言には、明仁天皇の心持ちを推し量れる面があるが、清子内親王の言葉は、明仁天皇と美智子皇后、ことに美智子皇后の気持ちを知る手がかりとなる。もちろん、その和歌や言葉から、内親王という特別な立場を生きた一人の女性の歩みを読むことができる。

紀宮さま ご略歴年表(同書による)

昭和四十四年四月皇太子同妃両殿下(当時)の第一皇女 浩宮殿下、礼宮殿下(当時)の御妹としてご誕生 お印「未草」
昭和四十八年四月柿の木坂幼稚園ご入園
昭和四十八年十二月御着袴の儀
昭和四十九年三月柿の木坂幼稚園一カ年ご終了
昭和四十九年四月学習院幼稚園ご入園
昭和五十一年三月学習院幼稚園ご卒園
昭和五十一年四月学習院初等科ご入学
昭和五十七年三月学習院初等科ご卒業
昭和五十七年四月学習院女子中等科ご入学
昭和六十年三月学習院女子中等科ご卒業
昭和六十年四月学習院女子高等科ご入学
昭和六十三年三月学習院女子高等科ご卒業
昭和六十三年四月学習院大学文学部国文学科ご入学
平成元年四月勲章親授式(勲一等宝冠章)
平成二年三月ご成年式
平成四年三月学習院大学文学部国文学科ご卒業
平成四年四月山階鳥類研究所へ 非常勤研究助手としてご勤務
平成十年四月山階鳥類研究所非常勤研究員となられる
平成十六年十二月ご婚約内定発表
平成十七年三月納采の儀
平成十七年六月山階鳥類研究所をご退職
平成十七年十月告期の儀

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