書名:皇室法入門
著者:園部逸夫(そのべ・いつお)
出版者:筑摩書房(ちくま新書 1470)
出版年月:2020-01
ISBN:978-4-480-07276-4
皇室制度を考えるための入門書
平成から令和への代替わりを機に、皇室制度についての国民的な議論が必要だとの声が高まるのを背景に、制度の基本的な仕組みと内容を説明し、制度が将来も安定して続くためにどのような議論が望ましいのかを考えるための本。いわば、国民的議論のための入門書。皇室制度の根本にある象徴制・世襲制を起点に、天皇の地位と行為、皇族の位置づけ、皇位継承の仕組み、制度安定のための課題を順にたどる。
皇室制度には多面性があり、さまざまな価値を包含するとともに、価値観が錯綜している制度であることを前提に、現在の制度の意義と、その論点を考える本でもある。付録として、皇位継承制度について、読者の考えに沿う案があるか、具体例に即して確認してみてはどうかとして、10の案が例示されている。
2007年に出版した『皇室制度を考える』を、状況の変化を考慮して再構成した新書版。
著者について(同書による)
園部逸夫(そのべ・いつお)
1929年生まれ。京都大学法学部卒業。同大学法学部助手、助教授、ミシガン大学・コロンビア大学客員研究員を経て、法学博士(京都大学)。東京地方裁判所判事、東京高等裁判所判事、前橋地方裁判所判事、最高裁判所調査官等を歴任。その後筑波大学社会科学系教授、同大学第一学群長、成蹊大学法学部教授を経て、最高裁判所判事に。1999年に定年退官。外務省参与。叙勲、勲一等瑞宝章。2005年皇室典範に関する有識者会議座長代理、2012年内閣官房参与を務める。著書に『皇室法概論』(第一法規)、『皇室制度を考える』(中央公論新社)ほか。
