書名:天皇陛下 科学を語る
著者:朝日新聞出版(編)/明仁(あきひと)
出版者:朝日新聞出版
出版年月:2009-10
ISBN:978-4-02-330452-9
科学者としての明仁天皇を紹介
明仁天皇(上皇)が執筆したハゼについての論文、分類学や日本の科学の歴史に寄せた講演録などにより、科学者としての明仁天皇を紹介する本。分類の新たな手法を提起したり、新種を発見したりと、明仁天皇が学者としてハゼ研究の一角を担っていることが分かる。側近(侍従長)の渡辺允(わたなべ・まこと)氏による記事では、皇室の活動との区別をつけながら、合間時間を使って研究に取り組む様子が紹介され、動物行動学者の日高敏隆氏と画家の安野光雅氏との対談では、研究を離れた日常の場面にも、明仁天皇の科学的な思考がおよんでいることをうかがわせる。科学誌『サイエンス』に掲載された英文、「天皇陛下のご論文・著作リスト」も載せている。
著者について(同書による)
明仁(あきひと)
1933(昭和8)年12月23日、昭和天皇の第1皇男子として生まれる。
52年、学習院大学政経学部進学。89年、天皇即位。
皇太子時代から、公務の合間にハゼ類の分類の研究を続ける。
日本魚類学会会員で、同学会誌に論文を多数発表。魚類学上の業績によって、80年、ロンドン・リンネ協会の外国会員に選ばれ、86年に名誉会員。
このほか、オーストラリア博物館の名誉リサーチ・アソシエート、ロンドン動物学会名誉会員、アルゼンチン自然科学研究所永久名誉会員。
98(平成10)年、英国王立協会から科学の進歩に顕著な貢献のあった元首に贈られるチャールズ2世メダルを受ける。
